あなたは、自身の仕事場での『居場所』について、
考えたことはありますか?
『自分専用のデスクやパソコンがあって、
毎日仕事をこなしています』
ということではありません。
あなたは自身の価値を、
最大限に発揮して仕事に取り組み、
会社側としては、あなた抜きでは仕事が成り立たない。
そういう意味での「居場所」はありますか?
多くの人は、与えられた仕事をこなし、決められた時間の中で、
組織の中で歯車の一つとなり、一生懸命に働いていることでしょう。
しかし、それだけで良いのでしょうか。
会社と従業員の関係は、
対等である必要があります。
社長や部長が偉いわけではなく、
従業員さまさまでもありません。
それぞれが、自分の役割を認識し、
最大限に価値を発揮できて初めて、
対等の関係が生まれるのです。
その状態が成立して、はじめてあなたの居場所ができます。
なぜなら、
対等の関係でない場合、力の差によって、
あなたの居場所は安定したものにならないからです。
では、安定した居場所を作るためにはどうしたら良いか。
居場所を作り自己肯定感を高める
居場所の定義とは、このようになっています。
居場所(いばしょ)とは、居るところ、また、座るところのことであり、自分が存在する場所のことである。自分の持っている能力を一番発揮できる分野を指すこともある。
Wikipedia
仕事でもプライベートでも、必ずあなたの居場所はあります。
あなたの能力を、
最大限に発揮できる環境に身を置くことで、
自己肯定感を高め、ネガティブ思考からの脱却に効果的です。
「自己肯定感」とは、自分が自分であることに満足し、
価値ある存在として受け入れられることです。
つまり、人生において、
自己肯定感を高めることで
エネルギッシュでいれるようになります。
しかし、自己肯定感はいつも高いわけではなく、状況によって変化するため、
それを安定させるためにも、居場所を確保することが大切になります。
会社と対等に仕事をするための居場所とは
では、
仕事をする上で自分の居場所を作るためには、
具体的にどうすれば良いでしょうか。
最初にすべきことは、あなたの会社をリサーチし、
『欠けていること』を探します。
次に、その欠けていること対し、
あなた自身が持っているスキルを、
どう仕事で活かすかを考えます。
例えば、今は多くの会社にあるであろうホームページ。
現在、ホームページの管理を外部に委託していて、
管理費として毎月5万円のコストが発生しているとします。
しかし、
あなたには、ワードプレスやブログの知識があり、
大抵のことは、こなせるスキルがあったとします。
もし、このスキルを活かして、従業員である、
あなたが管理できたとしたらどうですか?
ホームページの内容に変更がある場合、
いちいち業者に依頼しなくても、
あなたがササッと手を加えるだけ。
時間が省けます。
仮に、あなたに対して、
管理する手当を1万円つけたとしても、
会社としてはコストを抑えることができますよね。
つまり、コストを抑えることができ、
内容変更にも柔軟に対応できるということです。
このように、会社で欠けている部分を見つけ、
あなたのスキルも活かすことができるのなら、
会社と従業員との関係は対等であると言えるのではないでしょうか。
居場所を手に入れるために行うアピールとは
しかし、どんなに役立つスキルを身につけていたとしても、
ただ持っているだけでは仕事に役立ちません。
つまり、宝の持ち腐れです。
仕事で役立てるためには、
そのスキルを積極的にアピールする必要があります。
実際に、私が自分の居場所を作るために行った、
会社にアピールする方法をご紹介します。
その頃勤めていた会社は、今では当たり前ですが、
当時は先駆的だった『コンピューター会計』を導入していました。
しかし、
会計ソフトメーカーの強い勧めで導入したものの、
社内で誰も設定や操作をすることができません。
私は、偶然にも、入社前にパソコンの勉強をしていて、
パソコンの設定や仕組みなど、実践で使えるスキルを身につけていました。
入社間もない私がとった行動は3つ。
・自ら進んでメーカーの担当者との打ち合わせに同席した。
・操作方法をとことん調べ尽くした。
・職場の先輩達に対し助言した。
このように、
簿記の『ぼ』の字も知らない私が、
税理士事務所で即戦力として役に立つには、
自分にできることを見つける他はなかったのです。
しかし、積極的に行動することで、
退職するまでの十数年間、自らの『確固たる居場所』を確保できました。
IT化という時代の流れが、私を後押しした背景もありますが、
職場内における第一人者というのは、必要不可欠な存在であり、
それを足がかりにして、自分の存在価値をアピールできるのです。
仕事をするうえでの居場所確保へ向けて、
自己啓発を行い、積極的に自分をアピールすることがコツです。
自己啓発で身につける自身の価値
ここまでは、既に持っているスキルを活かす方法を紹介しました。
当然、これから自己啓発を行い、
スキルを身につける場合でも同じことが可能です。
大切なのは、価値を創造すること。
あなたが部下であるなら、自身の価値を磨く努力をし、
あなたが上司であるなら、自身の価値を磨くだけではなく、
同時に、部下の価値を発見し、引き出すことも必要です。
いずれの場合においても、自己啓発を行うことは必須であり、
自身の価値を高めた結果、居場所を確保できます。
自己啓発でどのようなスキルを身につけるかは、
あなたが置かれている立場や興味、経験のほか、
ニーズを正確に把握してから行動に移しましょう。
まとめ
人にはそれぞれ役割があります。
そして、職場であれ家庭であれ、自分の居場所を求めます。
自分の役割を認識し、最大限に価値を発揮できて初めて、
対等の関係は生まれますが、何も行動しない限り、
そこはただの『居所』にすぎません。
もちろん、それで良いという方もいるとは思いますし、
それを決して否定はしません。
しかし、少なくとも、
この記事を最後まで読んでくださったあなたは、
ただの居所を求めているわけではないはずです。
誰かに必要とされ価値を認めてもらえる。
そのために、あなたも一歩踏み出してみませんか?
自分の居場所を作るためには、
特技を活かす他、特技を新たに身につける方法があります。
どのような場面でも活用できるこんなスキルを身につけたいですね。↓↓
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