あなたはなぜ、自己啓発をしようと思いましたか?
『スキルアップのため』
『金持ちになりたい』
『幸せになりたい』
『今の環境を改善したい』
と、人それぞれ、きっかけや想いはあるはずです。
しかし、多くの人は習慣化できずに、
以前の生活に戻ってしまいます。
なぜ、続けることができないのでしょうか?
それは、
気持ちが先行しすぎて、
足元が見えていないからです。
足元がゆるゆるの地盤であることに気づかず、
その上に、ずっしりと重い気持ちを乗せるとどうなりますか?
重さに耐えきれなくなった地盤は、
簡単に崩れてしまいます。
しかし、
これから伝える方法を知り、実践することで、
あなたが行う自己啓発の効果は、最大限発揮されます。
なぜなら、何かを成し遂げたいのであれば、
まず足場を固めてから臨むことが必須であり、
それができて、初めて習慣化の段階へ進むことができるからです。
環境を変えて足場を固める
では、足場を固めるとはどのような事でしょうか。
それは、物事を始める前に、
自身の環境、つまり、家庭・社会・自然など、
あなたの周りについて整備するということです。
例えば、春になり、庭の花壇に花を植えることを考えてみましょう。
素敵な花壇にしたいという想いは人一倍強いのに、土は粘土質、
少し掘ると石がゴロゴロ出てくるところへ種を撒き、
そんな環境で素敵な花壇はできるでしょうか?
最初にすることは、石やゴミを取り除き良い土と入れ替えて、
まずは良い土壌を作ることから始めます。
そのうえで、レンガやブロックを使い、見た目を整えていきます。
このように、
何かを始める前には、環境を整備して、
しっかりとした土壌を作ることが先決です。
これを自己啓発に置き換えるとどうなるか。
帰宅後の甘い誘惑
あなたは、何かのきっかけで、自分自身のスキルを高めるため、
自己啓発を始めようと思い立ちます。
しかし、あなたが帰宅してからの環境はこんな感じだとしましょう。
・帰宅後すぐにテレビをつける
・仕事やプライベートの電話が良く鳴る
・無駄にネットサーフィンをする
・ゲームをする
これらを十分に堪能したところで、
『さて、晩酌でもしながら勉強始めようか』
と、やっと重い腰をあげますが、
時刻は既に23時を回ったところ。
ところが…
『なんだか眠くなってきたな』
『急がなくてもいいし明日からやればいいか』
どうですか?
自己啓発のために勉強をする環境と言えるでしょうか?
もちろん、
仕事で疲れて帰宅して、
家族との団欒や、適度な息抜きをする時間も必要です。
ですが多くの方は、
それだけで帰宅後の時間を過ごしてしまいがちです。
この甘い誘惑に負けず、自己啓発をするために環境を変える方法とは何か?
自己啓発を効果的に行うための環境を改善する3つの方法
花壇整備をするのと同じく、まずは良質な土壌
(自己啓発を行うための勉強する環境作り)
を作ることから始めます。
家族に宣言する
家族がいる方であれば、
やはり、協力してもらえるような環境作りは大切です。
自分はこういう理由で勉強をするから、
声やテレビのボリュームを落として欲しいとか、
自分がくつろぎすぎてたら一声かけて欲しいなど、
うまく巻き込むことで、周りから固める方法を考えます。
もう一つの狙いは、宣言することで、
自分に対してプレッシャーをかけるということです。
適度なプレッシャーは自身を戒めることにもなり、
自己啓発を行う際に効果的な方法と言えます。
また、子供がいる方であれば、
勉強する親の背中を見せるという、
環境を作ることで、二次的な効果も期待できます。
娯楽は最小限
自分自身のために自己啓発をしようと思ったのはあなたです。
つまり、自分で闘いを始めたにもかかわらず、
『みんなでワイワイ』
『テレビはやめられない』
『ゲームは楽しい』
と、娯楽三昧。
気持ちはわかりますが、
やる気にならないのであれば、
自己啓発の勉強はやめるべきです。
あなたが自己啓発しなくたって誰も困らないのです。
何のためにやるのか、誰のために自己啓発をするのか、
今一度、自身に問いかけてみましょう。
答えが出たのであれば、
娯楽は自然と最小限にできるはずです。
時間帯を変えてみる
それでも、
誘惑に負けてしまうあなたに、
オススメの時間帯があります。
それは、ズバリ『朝』です。
朝は、ケータイも鳴らないし、
家族の笑い声やテレビもついていないので、
集中して勉強に取り組むことができる環境です。
21時に寝て3時に起きましょう!
と言ってるのではありません(笑)
気持ち早めに就寝して、
いつもより30分早く起きるだけで良いのです。
朝起きてすぐ勉強なんて無理。
そんな声が聞こえてきそうですが、
実は夜の方が、脳の稼働率は良くありません。
脳は一日中働いてフル回転しています。
少しの娯楽と家族との団欒で、
リラックスした状態になり、
脳と体を休めることができます。
朝に行う30分の勉強は、
夜1時間勉強する以上の効果があるのです。
ちなみに、良い睡眠をとるために寝酒はオススメしません。
アルコールには入眠効果があり、
すぐ眠りにつけるメリットがあります。
しかし、寝てる間に体内で分解されて、
アセトアルデヒドという物質が作られます。
この物質により睡眠が浅くなり、
倦怠感や疲れが抜けないために、
朝起きるのが辛くなるというデメリットがあります。
まとめ
自己啓発の効果を最大限に発揮するためには、
しっかりとした地盤を作らなくては行けません。
せっかく、
自己啓発をする気になったにもかかわらず、
環境が整っていないがため、習慣化する前に、
辞めてしまうのは勿体ないのです。
あなたの気持ちを無駄にしないためにも、
まずは環境を整えることから初めてみませんか?
自己啓発の効果は格段にあがること間違いありません。