日本は、かつて高度経済成長を遂げ、
世界をリードする発展を続けてきました。
しかし・・・
「失われた30年」
という言葉が示すように、
この30年間は経済的な停滞が続き、
学習や自己啓発に積極的ではない大人が増えている現状があります。
今回取り上げるのは、その象徴的な数字です。
『52.6%』
グローバル就業実態・成長意識調査(2022年)
パーソナル総合研究所調べ(引用)
この数字は、日本の成人のうち
「勤務先以外で自分の成長を目的に学習や自己啓発を全く行なっていない人」
の割合を示しています。
つまり・・・
社会人の半数以上が仕事以外で学びを一切行っていないということです。
残念ですが、
これが現在の日本の現実です。
INDEX
なぜ学ばない大人が増えているのか?
まず、
なぜ日本ではこれほどまでに学ばない大人が増えているのでしょうか。
その理由は複数考えられます。
時間的な余裕のなさ
多くのビジネスパーソンは、
仕事の忙しさから学習や自己啓発に
時間を割く余裕がないと感じています。
特に40代のビジネスパーソンは、
家庭や職場での責任が重くなることで、
自己投資の時間を捻出することが難しいとされています。
学びの必要性を感じていない
成長期にあった高度経済成長時代と異なり、
現在は経済の停滞期にあり、多くの人が現状維持で満足してしまう傾向があります。
また、終身雇用制度の名残もあり、
一つの会社で長く勤めることが一般的とされ、
新しいスキルや知識を身につける必要性を感じにくくなっています。
学習機会の不足
職場や地域社会での学習機会が不足していることも一因です。
企業による研修やセミナーの数が減少している現状や、
地域での学習プログラムの充実度が低いことが、学びの機会を奪っています。
もう一つの驚きの数字
さらに驚くべき数字があります。
35歳から64歳の働く人々を対象にしたアンケート結果によると、
「本業(現在の仕事)に関する学習」や
「本業以外の仕事やキャリアに関する学習」
を行っていると答えた人の割合は
わずか14.4%でした。
ミドル・シニアの学び直しタイプの割合(2023年)
パーソナル総合研究所調べ(引用)
日本の労働人口(2022年調査)
約6700万人のうち、35歳から64歳の対象人口は4100万人。
そのうちの14.4%にあたる590万人のみが何らかの学習を行っているのです。
つまり、
約3,500万人は仕事やキャリアに関する、
学びを全く行っていないことになります。
なぜ学びが重要なのか?
このような現状に対して、なぜ学びが重要なのでしょうか。
特に40代のビジネスパーソンにとって、
その意義を再確認することは重要です。
キャリアの多様化と競争力の強化
現在のビジネス環境は急速に変化しており、
技術の進歩や市場の変動に対応するためには、
常に新しい知識やスキルを身につける必要があります。
これにより、
キャリアの選択肢が広がり、競争力が強化されるのです。
自己実現と満足感
学びを通じて、
自己成長を感じることは、
仕事の満足感や自己実現に直結します。
新しい知識やスキルを習得することで、
自分自身の可能性を広げ、仕事に対する意欲も高まります。
社会的つながりの拡大
学習や自己啓発を通じて、
新たなコミュニティに参加することで、社会的つながりが広がります。
これにより、
新しいアイデアや視点を得ることができ、
仕事や生活においても多角的なアプローチが可能となります。
学びを始めるためのステップ
では、実際に学びを始めるためにはどのようなステップを踏むべきか?
以下に、
40代のビジネスパーソンが手軽に始められる学習方法を紹介します。
オンラインプログラムの活用
私はコロナ禍で一気に加速したと認識していますが、
現在、オンラインで受講できるプログラムが多数存在します。
ほんの一例ですが参考までに、
など、さまざまなプラットフォームで、
ビジネススキルや自己啓発に関する講座を受講することができます。
読書習慣の定着
ビジネス書や自己啓発書を読むことで、
最新のトレンドや理論を学ぶことができます。
毎日少しずつ読む習慣をつけることで、
無理なく学びを続けることができます。
こちらに読書に関する記事も書いております。
ぜひ、参考にしてみてください↓
セミナーやワークショップへの参加
オンラインでの学びも大切ですが、
たとえば地元の図書館や公民館や企業が主催する、
セミナーやワークショップに積極的に参加することで、
実践的なスキルを身につけることができます。
メンターやコーチの活用
自分の成長をサポートしてくれるメンターやコーチを見つけることも有効です。
定期的にアドバイスを受けることで、
目標達成に向けた具体的なアクションを計画することができます。
具体的な学習の実践例
では、実際にどのような学習を行えば効果的なのでしょうか。
以下に、具体的な学習の実践例を紹介します。
語学学習
ビジネスの国際化が進む中で、
英語や中国語などの語学力は大きな武器となります。
考えてみてください・・・
世界の人口は増え続けています。その数81億1900万人!
1位 | インド | 14億4,170万人 |
2位 | 中国 | 14億2,520万人 |
3位 | アメリカ | 3億4,180万人 |
4位 | インドネシア | 2億7,980万人 |
そして、英語人口は15億人、中国語人口は14億人です。
では、人口減少が進んでいる日本語人口は?
約1億2,500万人・・・
つまり、これからの時代は英語や中国語を話せる、
グローバルに強い人材が様々なシーンで求められるのです。
オンラインレッスンやアプリを利用して、
毎日少しずつ学ぶことで、ビジネスの幅が広がります。
英会話スクールへ通う方法もありますが、
教材で自己学習するほか、オンラインで手軽に学ぶことができるスクールもあります。
参考までにピックアップしましたので、
内容だけでもチェックしてみてくださいね。
こちらの『七田式英語教材7+English』は、
世界12カ国で累計37万人の累計受講者数を誇る、
60日という短期間で日常英会話を身につけることができる実践的な英会話学習教材。
『自分の口から言いたいことが英語で出てこない。』という方には、オススメです。
イングリッシュブートキャンプは、
色々な英語プログラムを試したがいまひとつ英会話に自信を持てない方、
短期集中で一気に英語を学びたい方、英会話をどこから始めていいかわからない方
にオススメのオンラインプログラムです。
ITスキルの習得
デジタル化が進む現代では、基本的なITスキルは必須です。
プログラミングやデータ分析、デジタルマーケティングなど、
IT関連のスキルを学ぶことで、キャリアの選択肢が広がります。
リーダーシップ研修
中間管理職やリーダーを目指す場合、
リーダーシップスキルは不可欠です。
企業内研修や専門の講座を受講することで、
リーダーとしての資質を磨くことができます。
クリエイティブなスキルの開発
創造力を高めることも重要です。
デザイン、写真、ライティングなど、
クリエイティブなスキルを学ぶことで、
仕事の質が向上し、新しいビジネスチャンスを見つけることができます。
学習の継続を支えるマインドセット
学習を継続するためには、
適切なマインドセットを持つことが重要。
以下に、学びを続けるための心構えを紹介します。
目標を明確にする
学びの目的や目標を明確にすることで、
モチベーションを維持しやすくなります。
例えば、
「昇進するために○○の資格を取得する」や
「新しいビジネスを立ち上げるために○○のスキルを身につける」
など、具体的な目標を設定しましょう。
小さなステップから始める
大きな目標に向かって、
一気に進むのは難しいため、
小さなステップから始めることが重要です。
毎日少しずつ学ぶことで、
無理なく習慣化することができます。
こちらの記事も参考にしてください↓
『スモールステップから始める大きな一歩!自己啓発で習慣を変える3つの方法』
失敗を恐れない
新しいことを学ぶ過程では、失敗はつきものです。
失敗を恐れず、
チャレンジすることで成長することができます。
失敗を経験として捉え、次に活かす姿勢を持ちましょう。
こちらの記事も参考にしてください↓
『自己啓発の第一歩!経験値を貯める?行動へ繋がる失敗克服術』
自己肯定感を高める
自分の努力や成果を認めることで、
自己肯定感を高めることができます。
学びの成果を振り返り、
自分自身を褒めることで、
次へのモチベーションが生まれます。
学びの成果を実感するための方法
学びの成果を実感するためには、
具体的な方法を取り入れることが有効です。
以下に、学びの成果を感じやすくする方法を紹介します。
学習ログをつける
学んだ内容や、
達成したことを記録することで、
進捗を実感しやすくなります。
日々の学習ログをつけることで、
自分の成長を視覚的に確認することができます。
定期的な振り返り
学習の進捗を定期的に振り返ることが重要です。
例えば、
週末や月末に学んだことや達成したことを振り返り、
次の目標を設定することで、計画的に学びを進めることができます。
成果を共有する
学んだことを他人と共有することで、
学びの成果を実感しやすくなります。
例えば、
同僚や友人と学習の進捗を共有したり、
学んだことを発表する機会を持つことで、
自分の成長をしっかりと感じることができます。
実践する
学んだことを、
実際の仕事や生活に取り入れることで、
学びの成果を実感することができます。
例えば、習得したスキルを仕事に活かすことで、
仕事の効率が上がり、成果が出やすくなります。
まとめ
今回取り上げた数字は、日本の現状を如実に表しています。
しかし、逆に言えば、
学びを続けることによって、
あなた自身が他の人と差をつける大きなチャンスがあるとも言えます。
自己啓発を通じてキャリアを高め、
充実した人生を送るために、今日から一歩を踏み出してみませんか?
あなたの未来は、あなた自身の手にかかっています。
ぜひ、
積極的に学びの機会を見つけ、
自己成長を楽しんでください。