「よし!明日から一日一食減らしてダイエットするぞ」
「マイホームを建てる頭金を今月から10万円積み立てよう」
「目指すは営業成績ナンバーワンだ!」
など、あなたにも、夢や達成したい目標があるでしょう。
そして、それを実現するために、
自らの習慣を変えたいと思いながらも、
なかなか行動に移せないでいるかもしれません。
「変えようと思ってるのに行動できない」のはなぜか。
それは、人は変化に対して恐怖を感じるからです。
つまり、自分を変えたいと思っても、
本能が無意識に邪魔をするわけです。
しかし、その恐怖を認識するより先に、
あれ?習慣が変わった?という達成感を、
味わうことができたらどうでしょうか。
それには、スモールステップという手法が有効です。
一気に習慣を変えるという、最初から高い目標を掲げるのではなく、
目標を細分化し、小さな目標を達成する体験を積み重ね、
成功体験を脳に擦り込むという方法です。
これは、教育や子育て、
ビジネスでは研修の場でも用いられることもあります。
習慣を変えようと思った自分を褒める
スモールステップを始める前に、まずは、
習慣を変えようと思った自分を褒めてあげましょう。
現状を変えるために何かをしようと思う気持ちになるには、
日頃から自己啓発を心がけるだけではなく、
強いパワーと、タイミングが必要です。
人によっては、一生ないかもしれません。
結果、思っただけで終わるかもしれませんが、
今はそれでも良いのです。
自己啓発をして、何度も「よし変えよう」と思ってるうちに、
必ず行動に移すタイミングが訪れます。
スモールステップとは
スモールステップとは、
最初から高い目標を掲げるのではなく、目標を細分化し、
コトバンク
小さな目標を達成する体験を積み重ねながら、最終目標に近づいていくこと。
となっています。
このように、小さな成功を積み重ねることで、
モチベーションを向上する原動力となり、
結果的に目標達成への近道となります。
大きな一歩を踏み外すより、
スモールステップで小さな一歩を確実に歩みましょう。
習慣を変える3つの方法
一歩ずつ確実な道を歩むためには、
今までと違う視点で物事を見ていくことが大切です。
それには、
あなたが「当然」と思っている習慣を見直し、
目標達成に必要な習慣へ変えるという意識を持たなくてはいけません。
そのために必要な、習慣を変える3つの方法を説明していきます。
1.目標を細分化】
目標を細分化するメリットとして、達成が容易になることや、
問題点を発見しやすくなり、手早く修正できます。
例えば、
「自己啓発するために、勉強する習慣を身につける」
という目標を立てたとします。
しかし、この目標だと、あまりにも漠然としているので、
もう少し具体的な目標を設定してみましょう。
「自己啓発をするために、毎日2時間、教材を使って勉強する習慣を身につける」
具体的になりましたが、
社会人になって勉強をしたことのないあなたは、
このままだと一週間しか続かないのではないでしょうか。
なぜなら、新しい習慣を身につける前に、
それまでの楽しい習慣から脱することができないからです。
ここで、新しい習慣へ変化させるために、目標を細分化をします。
・30分間読書をする。
・10分間休憩をとる。
・30分間教材を使い勉強する
今回は、教材を勉強するという、1つのパートを読書を混ぜた2つに分け、
さらに、2時間から1時間に短縮し、習慣化するために、
飽きない工夫をした上で、細分化しました。
このように、メリハリをつけることで集中力が増し、効率があがります。
成功体験を積む
先ほど、1つの目標を3つのパートに分けたことにより、
一つ一つクリアしやすくなったはずです。
「あー今日も2時間か…」
と、やる気を無くすより、
「よし!まずは30分間頑張ろう!」
と、モチベーションも上がりますよね。
そして、30分間頑張ったあなたは達成感を覚えるはずです。
これが、脳に成功体験として残り、
繰り返すことで習慣になるのです。
新しい習慣が定着するには、3週間かかると言われています。
3週間と聞いて、長く感じるかもしれませんが、
まずは1週間…が3つです。
成功体験を積んで、新しい習慣を定着させましょう。
自分にご褒美を
次に、トークンエコノミー法という手法を紹介します。
トークンエコノミー法とは、
望ましい行動を取ったあとに、
報酬を与えることで、次回もまた、
望ましい行動を取りやすくするというものです。
あなたも、財布に1枚は入っているであろう、
ショッピングで使うポイントカードは、
この手法を用いたものになっています。
ポイントカードの場合はこのようになります。
・商品を購入(行動)
・ポイントをもらえる(強化子)
・ポイントが貯まって特典と交換できる(報酬)
子供が何かお手伝いをしてくれた時にシールを渡し、
そのシールが10枚貯まったらお菓子と交換できる、
そのようなイメージです。
これを、勉強を習慣付けるために、
自己啓発を行った、自分へのご褒美として応用してみましょう。
例えば、1日30分を2回、これを1週間続けることができたら、
ずっと我慢していた、録画しておいたドラマを観るなど、
お金をかけなくても、自分へのご褒美になるのです。
このように、自己啓発というのは自分との闘い。
いかに工夫をして、自分のモチベーションを高めるか、
そのためには、どうすれば良いかを考えることで、
自らをコントロールすることが効果的です。
自己啓発とスモールステップ
ここまで、3つの方法を説明しましたが、
習慣を身につけるには、強い動機づけが必要です。
そこからの発展で、
スモールステップへの道が開かれます。
つまり、
自己啓発を行うためには、習慣を変えることが必要であり、
習慣を変えるためには、動機づけが必要であるということ。
そのためには日頃から、
自分はどうなりたいのだろう?何をしたいのだろう?
と、自身へ問いかけることで、動機が芽生えてきます。
このように、自己啓発とスモールステップには、
「習慣」というキーワードが深く関係しているのです。
まとめ
多くの人は、今の環境を心地よく思い、
それを変えることに対して、前向きにはなれません。
根本がそうであるため、一気に習慣を変えるという、
高い目標を掲げたとしても、すぐに頓挫してしまうのです。
だからこそ、自分で工夫をする必要があります。
目標を細分化し、
小さな目標を達成する体験を積み重ね、
成功体験を脳に擦り込むことが有効です。
そして、頑張った自分に対し、
ご褒美をあげましょう。
自己啓発を行った結果は必ずついてきます。
成長する自分を楽しんで下さいね
成功する秘訣は、ほんの少しだけライフスタイルを変化させること↓