あなたは、ご自身の財産がどのくらいあると、
お金持ちだと思いますか?
1億円?5億円?それよりもっと多いでしょうか?
ちなみに、私の場合は10億円あると、
お金持ちかなと思います。
このように、
人それぞれ、お金持ちの定義は違いますが、
このことによって、多くの問題が生じています。
では、この問題とはなんでしょうか。
それは、お金に対する価値観の違いによる問題です。
価値観の違いの多くは、分かり合えないことではありません。
目的を共有し、お互いを認め合うことにより、
ズレが生じにくい関係を築くことです。
お金に対する価値観の違いには、
資産、立場、家庭、年齢、性別など色々な要因があります。
しかし、目的をしっかり共有することで争いを回避できるのです。
価値観と目的
では、その要因について、
具体的にどういうことか見ていきましょう。
例えば、月収25万円の家計を預かる主婦と、
10億円を売り上げる会社の経営者とを比較してみます。
両者の共通点として、
収入(給料)-経費(生活費)=利益(貯蓄)
という、計算式になります。
あるお金の中でやりくりをするというのは同じですが、
この際、両者の大きな違いは、「目的」と「桁」です。
家庭での基本は、生活することが目的ですが、
会社では、売上をあげて利益を獲得する他にも、
従業員の生活を守るという目的があります。
このように、両者には大きな目的の違いがあります。
しかし、自己啓発を行い、お金の価値観を磨くことで、
正しい価値とは何かを、知ることが出来るようになります。
対立を生むお金の価値観
以前、福祉のイベントがあり、
その企画会議に参加した事があります。
色々な会社の経営者や、
福祉施設のトップが集うほか、
事務局のAさんという、発言力のある方がいました。
Aさんは、仕事をバリバリこなしますが、
お金について考えるのは、ほぼ家計のみです。
イベントの規模としては、
200万円程の収入と支出があり、
事前に予算を組まなければいけません。
Aさんは、イベントのお金を預かる事務局として、
きっちり仕事をしようと考えます。
『収入は多くなくても良いです』
『経費は抑えてください』
『この経費、あと1000円削れませんか?』
どちらかと言うと守りに徹する家庭の感覚。
一方、その他のメンバーはというと、
Aさんに賛成する方もいれば、違う意見も出ます。
『目標の収入を得るためには、経費をかける必要がある』
『より多くの収入をあげましょう』
『1000円削るんだったら、それ以上に収入あげれば良いのでは?』
こちらは、かけた経費以上に収入を増やそうという経営者的な考え方。
ちなみに、このイベントの目的は、
『より多くの人に知ってもらう』という、
啓発がメインの内容でした。
そのためには、ある程度経費をかけ広報をして、
そのうえで収入を増やさなければいけません。
当然、目的とズレてるAさんの意見は通りませんでした。
もし、同じ土俵で話すのであれば、目的についてしっかり共有し、
お金の価値観を認め合うことで、このズレは解決できたかもしれません。
自己啓発で仕事の対価が上がる?
あなたは、自分の仕事に対する、
会社の評価(すなわち、給料)は、
相応かどうかを考えたことはありますか?
例えば、あなたはサラリーマンだとして、
毎月もらう給料(対価)と、労働を比較したとします。
あなたへの対価は、
労働に見合ってますか?
それとも、労働以上、労働以下の対価でしょうか?
実は、経営者と労働者の間にもお金に関する、
価値観の違いがあります。
ほとんどの場合は労働契約を交わし、
契約に沿って対価が支払われることになります。
会社が期待する評価というのは、
決まってる仕事や指示された仕事の他に、
プラスアルファをして、上がっていくものです。
一方、労働者側としては、
自分は誰よりも一生懸命やってるんだから、もっと対価を払ってほしい。
つまり、求める視点が相違してるため、対価に対する価値観が違うのです。
この場合、会社としては雇っている責任があるので、
従業員が求めるレベルへ達するよう自己啓発を推奨し、
しっかり教育を行なう必要があります。
一方、従業員としては、
会社からの命令や指示を待つだけではなく、
日々、自己啓発をしてスキルアップしなくてはいけません。
これをせず、期待だけするのでは、
お互いに歩み寄ることはできないでしょう。
会社を良くするためという目的を共有し、価値観の違いを認めることが大切です。
まとめ
このように、お金に対する価値観の違いから、
双方に不満が溜まることは、よくある話です。
価値観とは、その人の生育歴や、
おかれている環境などを考えても、
誰一人として同じということはありません。
誰もがあなたの持っている価値観に対し、
否定も肯定もできません。
しかし、
人として生きている以上、
相手と価値観を認め合い、目的を共有することが大切です。
そのためにも、あなたが自己啓発を行い、
相手を認めることから始めてみませんか?
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