あなたは、仕事をする上で、
自身の役割についての意味を考えたことはありますか?
『与えられた仕事をこなすだけ』
『ただの事務員だし、それだけやってればいいんじゃない?』
『営業のことだけ考えて売り上げを伸ばせばいい』
など、それぞれ考え方はあるでしょう。
しかし、あなたを『組織の中の一員』という視点で捉えた場合、
会社にとって必要不可欠な存在であることは、間違いありません。
つまり、あなたが居ないと、組織は成り立たないということ。
なぜなら、組織には様々なタイプの人間が必要であり、
それぞれの得手不得手を補完し合い成り立っているからです。
性格・容姿・性別など、一人として同じ人間は存在しません
INDEX
仕事の役割とピース

会社を、一つの大きなパズルに例えてみましょう。
パズルのピースは、一つ一つ、
凹凸の位置や大きさや形が違い、
それらを正確に組み合わせることで完成します。
そして、一つとして同じ絵柄、同じ形はなく、
たった一枚のピースをはめるパズルは存在しません。
ピースの大きさは、責任の大きさを表し、
多くの場合は、会社の代表である社長がそれにあたります。
重要な四隅の配置は、
専務や常務、部長など、
経験豊富な役職者が適任でしょう。
絵柄の違いは、それぞれの職種を表します。
その大きなピース(社長)を中心として、
絵柄(職種)や形(性格や能力)の違う社員が、
組み合わさることで一枚の大きなパズルが完成するのです。
つまり、一枚でも欠けると完成することはありません。
それぞれに役割があり、
どれもが必要不可欠です。
役割を最大化させる適材適所とは
次に、似たピースが隣同士に存在した場合はどうなるでしょうか。
当然、凹凹の組み合わせは、消極的で仕事の生産性が低くなり、
凸凸の組み合わせは、反発や争いを招くことになります。
では、このような反発し合う組み合わせの場合はどうするか。
手っ取り早いのは、
そのピースを盤上から排除し、
凹凸になるピースと入れ替えることです。
しかし、合わないからといって、
それを繰り返すのは得策ではありません。
都合の良い形は、簡単には見つからないでしょう。
正しくは、そのピースが合う場所を探し、
そこに配置することです。
これを、適材適所と言います。
では、一度決まった盤上の配置は、
もう変わることはないのでしょうか?
もし、配置を変えられないとしたら、
一生同じ仕事をすることになりますよね?
実は、その配置を変える方法は3つあります。
今の大きさと形を保ったまま他のパズルに移動する
つまり、同じグループ会社内での異動です。
現状維持のまま小さなパズルへ行けば、
その中では大きなピースとなり、
重要な役割を担うことになります。
ある程度、仕事の能力がある方ならではの方法です。
自己啓発で新たなスキルを身につけることで数枚分のピースになる
こちらは、現状の役割には満足できない、
向上心の強いあなた向けの方法です。
自己啓発で新たなスキルを身につけることで、
一枚分だったピースを組み合わせて、
万能型のピースへと形を変えます。
あなたの自己啓発による努力の結果、万能型となったことで、
会社としては、配置場所の選択肢が増え、
経営戦略を立てやすくなります。
転職する
3つ目の方法は、ズバリ転職です。
自ら転職する場合と、
ヘッドハンティングを受ける場合の2つあります。
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転職するメリットとしては、あなたが働きたい会社に、
今あるスキルを活かして、挑戦できるということ。
ただ、あくまでも、ピースの大きさは変わらないため、
新たな仕事においても、今までと同じ役割で働くことになります。
しかし、同じ転職だとしても、
ヘッドハンティングの場合は、
あなたにとって大きなチャンスとなります。
それは、相手があなたの形や大きさを必要としていて、
今の仕事よりも高待遇であることが、ほとんどだからです。
そのためにも、日頃から自己啓発を行い、
相手が欲しがるようなピースを、
形成しておく必要があります。
自己啓発で得られる価値

このように、自己啓発を行いスキルアップすることで、
価値あるピースになることができます。
その際に考えるべきなのは、
相手が何を望んでいるか?だけではありません。
あなたは何を望むのか?が大切です。
そのための自己啓発であり、
自身の価値を高めることで、大きなピースにも、
四隅の重要なピースにもなることができるのです。
あなたは、使い捨ての『駒』ではありません。
理想とする姿を思い浮かべ、
自己啓発を行い、あなた自身の価値を高めていくことで、
新たな役割を担うことになり、今より、必要とされる存在になります。
まとめ
一つのパズルに例えることで、
あなたは『組織の中の一員』であり、
その必要性をおわかり頂けたはずです。
会社にとって、『切れ者』『やり手』『東大卒』が、
すごくて偉いのでしょうか?
たとえ学歴がなくても、
職場のムードメーカーかもしれませんし、
事務作業のスペシャリストかもしれません。
おっちょこちょいの人でも、
明るくて場を和ませるオーラを放つ人もいるでしょう。
つまり、一人ひとりの個性が役割となり、
組織にとって欠かすことができない存在なのです。
『どうせ自分なんて』
と、思う必要はありません。
あなたの役割をしっかりこなし、
より必要とされる存在を目指しましょう。
仕事場にあなたの居場所はない?自己啓発で身につける自分の価値
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